<伊賀鉄道>鮮やかピンク、車内は和風 新「くのいち号」きょう営業運転(毎日新聞)
◇ファンに公開
【写真特集】日本の鉄道
伊賀鉄道の新「くのいち号」が、伊賀市上野丸之内の上野市駅車庫でファンに公開された。鮮やかなピンク色でくノ一が描かれ、車内通路にも和風の図柄が施された。
旧車両は老朽化に伴い、先月7日に引退したが、ファンの要望で復活させた。デザインは漫画家、松本零士さん。2日から営業運転を始める。
同鉄道は、新車両のデビューを記念するグッズを同駅で販売している。皿やコップの形をした伊賀焼の切符や、かたやき付き切符。すべて350円で乗車できる。問い合わせは伊賀鉄道(0595・21・0863)。【渕脇直樹】
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<間寛平さん>イラン映画に主演 世界一周中に(毎日新聞)
【テヘラン鵜塚健】がんと闘いながら、マラソンとヨットで世界一周する「アースマラソン」に挑戦中のお笑いタレント、間寛平さん(60)が、滞在先のイランで主演俳優として映画の撮影に臨んでいる。間さんの挑戦に感銘を受けたイラン人監督による映画で、間さんの登場場面は24日から28日まで集中的に撮影。3月上旬にも完成させ、今秋に日本でも公開予定という。
日・イラン合作映画「風の絨毯(じゅうたん)」などで知られるカマル・タブリズィー監督(50)が、イラン入りする予定の間さんの存在を知り、「走りながら世界の人たちにエネルギーを与えている姿を映画を通して伝えたい」と、昨年12月に打診した。
間さんは今年1月、前立腺がんが判明して一時は制作が危ぶまれたが、投薬しながら走り続けて今月14日、イランに入国、撮影が実現した。
題名は「ラン・アンド・ラン」。イランの山村に若い女性教師が赴任するが、子供たちの気力のなさに落胆して村を離れようとする。そんな時、がんを抱えながら世界一周する間さんが村を訪問。子供たちは間さんに刺激を受けて元気を取り戻し、教師も再び奮起するという物語だ。
撮影はテヘラン郊外の村で行われ、出演者は間さん以外は全員イラン人。間さんは「世界一周中に、イラン映画に出演するなんてほんまに不思議な気分。元気をなくしている日本人にも見てもらえれば」と話す。
ロケ現場では辞書を手にしたスタッフたちの間でにわか日本語ブームも。間さんは「イランは怖いイメージだったけれど、俳優もスタッフも優しい人ばかり。世界から誤解されているもったいない国やなあ」と言う。
間さんは08年12月に大阪を出発。米国、欧州を経てイランは14カ国目。既に走破距離は3万キロを超え、11月の日本到着を目指す。
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寺島しのぶさん 最優秀女優賞トロフィーにキス(毎日新聞)
世界3大映画祭の一つ、第60回ベルリン国際映画祭で、「キャタピラー」(8月14日公開)に主演し最優秀女優賞(銀熊賞)を受けた寺島しのぶさん(37)が27日、大阪市内で舞台終演後、ステージ上で若松孝二監督(73)からトロフィーを手渡された。舞台出演のためベルリンの授賞式を欠席、若松監督が代理で受け取っていた。満場の観客1000人から嵐のような拍手を浴びた寺島さんは「一生忘れない」と声を詰まらせた。
映画で共演した大西信満さん(34)も駆けつけた。寺島さんは左手で高く掲げた後、トロフィーにキス。戦争の現実を描いた作品について「若い皆さんも見に来て」とあいさつした。その後、3人は劇場ロビーで会見。トロフィーを運んだ大西さんは「ベルリンの空港の手荷物検査で機械に通した瞬間、税関の人が気づいて大歓声と拍手をもらった」と喜んでいた。【鶴谷真】
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元和歌山市長、旅田被告の実刑確定へ 獄中からトップ当選も(産経新聞)
和歌山市が観光振興名目で実施した事業をめぐり、収賄と背任の罪に問われた元市長で市議の旅田卓宗(たくそう)被告(64)の上告審で、最高裁第3小法廷(堀籠幸男裁判長)は、旅田被告側の上告を棄却する決定をした。懲役4年、追徴金300万円とした1、2審判決が確定する。決定は22日付。
確定すれば、旅田被告は地方自治法の規定で失職し、公職選挙法の規定で、確定日から刑期が終わるまでの間と、その後10年間は被選挙権もなくなる。
1、2審判決などによると、旅田被告は市長だった平成12年、元料理旅館の跡地の市への転売で利ざやを得た元社長から現金300万円のわいろを受領。同年、料亭を月140万円で借り上げる契約を結び、愛人だった元若女将らに賃料など計4900万円を支払い、市に損害を与えた。
旅田被告は15年の市議選で獄中から出馬しトップ当選。18年の市長選には落選したものの、19年の市議選で再び当選していた。
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