現地本部長に篠原農水副大臣=菅首相、口蹄疫対策に総力(時事通信)

 政府は9日夜、全閣僚で構成する口蹄(こうてい)疫対策本部の第3回会合を首相官邸で開き、宮崎県で発生した口蹄疫問題の解決に政府を挙げて取り組む方針を確認した。菅内閣で農林水産相に山田正彦農水副大臣が昇格したことを受け、山田氏が務めてきた現地対策本部長の後任には篠原孝農水副大臣を充てる。
 対策本部会合の開催は菅内閣では初めて。本部長を務める菅直人首相は「政府の総力を挙げて、感染拡大の防止、発生農家の経営再建、地元自治体に対する財政支援に万全を期す」と述べ、対策に全力を尽くすよう各閣僚に指示した。
 篠原副大臣は会合後、記者団に対し、10日から宮崎県に常駐し、地元の不安払しょくに取り組む考えを示した。 

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<秋葉原事件>「地獄」34人が証言 検察側の立証終了(毎日新聞)

 東京・秋葉原で7人が死亡、10人が重軽傷を負った無差別殺傷事件は8日で発生から2年を迎える。殺人罪などに問われた元派遣社員、加藤智大(ともひろ)被告(27)の裁判は3日の第12回公判で検察側立証がほぼ終了し、次回から弁護側の立証に移る。これまでに34人が出廷し「現場は地獄のようだった」などと証言。自暴自棄になって事件を起こしたとされる加藤被告が、涙を流す場面もあった。【伊藤直孝】

 ◇「絶対許せない」 

 「絶対に許されることではない。だけど、亡くなった人のためにひとつでも良いことをしてほしい」。5月25日の第10回公判。背中をナイフで刺されて重傷を負った男性の妻が証言台から語りかけると、加藤被告は眼鏡を外し、法廷で初めて涙を見せた。証言によると、夫は周囲から中傷を受けたこともあったという。加藤被告は毎回、入退廷の際に傍聴席に向かって頭を下げていたが、この日はショックを受けたのか、礼ができなかった。

 ◇弁護団には批判 

 弁護側は一部の被害者や目撃者の供述調書の証拠採用に同意せず、尋問を求めた。裁判では、証人たちの証言で、事件の生々しい様子が連日再現されている。検察官は現場の地図を示し、証人が被告の動きを書き込みながら証言を続ける。

 弁護側関係者は「捜査で分からなかった新事実が明らかになっている」と説明するが、被害者からは批判の声もある。「家族と父の良き思い出だけを語り合って暮らしたい。法廷で証言するのは傷口に塩を塗られた気分だ」。5月21日の第8回公判。一緒に秋葉原を訪れた父親(当時74歳)が、目の前で加藤被告の運転するトラックにはねられ死亡した男性は、憤まんやるかたない様子で話した。

 ◇極刑求めぬ人も

 被害者の中には極刑を望まない人もいた。下腹部をナイフで刺されて3カ月の重傷を負った30代の女性は、3月11日の第5回公判で被告に「加藤さん」と呼び掛け、「被害者の遺族に死刑を願わせることがどんなに残酷なことか分かってほしい」と訴えた。女性は「被害者と加害者がかかわることが必要」と考え、公判を毎回傍聴している。

 「私にできるせめてもの償いは、どうして今回の事件を起こしたか明らかにすることです」。初公判でそう語った加藤被告は、B5判のノートを持参し、細かい字できちょうめんにメモを取っている。被告人質問は、7月末にも始まる見通しだ。

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